営業活動とDX化について

前回の投稿からずいぶん時間が経ってしまいました
理由は実際に独立開業してから書く余裕が無く、ふと気が付いたら時間が経ってしまっていたというのが本当のところです。
かと言って「余裕が出来たのか?」と訊かれればそうでもないんですけど

さてさて

独立開業してから約半年が経過しました。
その間本当に色々な事があり現在7社様とご契約頂けております、本当にありがとうございます。
最初はパンフレット作ったりDM作ったりセミナーの準備をしたり本当に色々やりました。
その最中ふと前職(情報システム部員)時代のエピソードを思い出したんです。
それは「事業部からの相談の場合はシステム導入がスムーズに進むが、情シス主導のシステム導入は中々進まない」というもの。
一見当たり前に思えるこのエピソードをしっかり覚えていた事がスタート時の暗中模索時期を短くしてくれました。
そこでこの稼業は「自分から宣伝してもダメなんだ、問題を抱えてる会社様にアプローチしないとダメなんだ」と気が付いた訳です。

で、その「問題を抱えている」ですが、これが案外厄介だったりします。
現場レベルで大きな問題と認識していても経営レベルが全く理解できないという事があったりするからです。
例えばレストランを経営者の視点で昔ながらの紙の伝票とオーダリングシステムを比べてどうでしょうか
紙の伝票で問題なければオーダリングシステムなんて入れませんよね?
つまりIT(DX)化とは「必要に迫られないと進まない」ものなのです。
言い換えると経営者がその必要性(危機感と言い換えても良いかも知れません)が認識できないと先送りにできるものなのです。(ただ先送りにした未来に何が待っているかは私にはわかりません)
昔はよくシステム導入をするにあたって「業務時間がn時間削減」とか「n人減らせる」とかを対費用効果として稟議書に書きましたが読む方も方便だと解っているので中々通らなかったりしました。
私は独立開業してから「何故システムが必要なのだろう?」と自問自答してみて一つの理由みたいな事を思いつきました
それは「採用した人に逃げられないため」なのではないかと。
会社の業務スキームをIT化含め見直すという事はどれだけ自社の業務に対して真摯に向き合っているかというのを表していると私は思います。
そこを「昔のままでいい」としている会社ははたしてどうなんだろう?と入社した人に思われるのではないかな?と思ったんです。
まぁそんな人ばかりではないかと思いますけど、この人材難の時代少しでも良い人材は採りたいのはどこの会社も同じですし、合理化効率化を進める事によって良い人材が単純作業(言い換えるとコンピューターが代替できる仕事)をさせないで済みます。
そういう事なのかなと最近は思っています。

よつばでは何が何でもシステム導入しましょうという事はご提案致しません。
もちろん売上は欲しいですが長い目で見た場合使わない物を導入すると遺恨として残り両者にとって良い事はありませんし信頼関係にも問題が生じます。
長い目で見て良い選択だったね、という三方良しな仕事をこれからも心掛けて参りたいと思います。