社内の基幹業務がAccessである事について

最近続けてこのようなテーマに出会ったのでよつばとしての見識を述べさせていただきます。
まず結論から申しますと「Accessでシステムを構築される事自体全く問題ありません」
世の中には「Accessである」事のみを理由に「レベルが低い」とか「ありえない」などと言う方もいらっしゃいますが、道具(手段)が目的なのではなく、その道具でどのようなシステムを構築したかが本来は大事ではないかと考えます。

特に導入の経緯や様々な事情がありAccessを選択した背景もありますので、一概に良いか悪いかの判断はできないはずです。
昭和の時代に飛行機内での喫煙していた映像を見て「ありえない」という感覚に近いものがあります。
ではそのAccessのシステムが良いか悪いかの判断基準何があるかと言うと「現状の業務に即しているか」否かだと私は考えます。

以前も言及したようにシステムは「導入して完了」ではありません
「生き物」とまでは言いませんが様々な外的内的な事情でお世話が発生するという意味で「植物」に近いかも知れません。
Accessの場合だと基幹業務の変化への対応に加えAccess自身のサポート終了に対応しなければならなかったり、データベースサーバーを別途ご用意されている場合はサーバーの更新も外的要因として発生します。
このようなシャドーコストを含め何のソリューションを基盤として選択するかは経営者様にとって非常に頭が痛い事と思います。

よつばでは一概に「最適解はこれです」という事は言えません、やはりそれぞれの会社様の事情をお伺いした上で機能、コスト等をよく話し合ったうえでクライアント様にとっての最適解を一緒に探したいと思います。

【今回の補足】
・シャドーコスト : 文字通り「見えないコスト」日々の業務やランニングコストなどと違い「よくよく調べないと判らないもの」が含まれます、もちろん金銭的なコストだけではなく。それに費やされる時間も含まれます。
・ソリューション : 直訳すると「解決策」です、業務系システムの事をこう呼ぶらしいです

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